スリリングな人間ドラマ

/ 2006-11-20
原題は、Detective Story 邦題の『探偵物語』は適訳と思えず、「刑事」または「刑事物語」ではないかと思います。 ニューヨーク21分署の刑事たちの一日を描いたS.キングスレーの舞台劇をW.ワイラーが映画化したものです。刑事であるカーク・ダグラスとその妻エレノア・パーカーの夫婦関係が中心ですが、傍論として署内において、万引き女(リー・グラント)と強盗犯(ジョゼフ・ワイズマン)等をユーモアを交えて絡めています。彼らは、見事な演技をみせています。作品のテーマは不寛容で、カーク・ダグラスは、観客の感情移入を妨げるまでに「正義」に駆られた堅物男として描かれています。「不寛容」は第二次世界大戦のテーマでもあります。背景として「戦争体験」が、彼の心に影を落としていると思われます。エレノア・パーカーの美貌も見ものです。
ウィリアムワイラー監督の傑作

/ 2005-12-29
はるか昔にテレビで見て、ずっと探していた作品。今まで「探偵物語」で検索すると松田優作しか出てこず困っていた。
「ローマの休日」のウィリアムワイラー監督の傑作の一つと思う。
ビリーワィルダー監督の「アパートの鍵貸します」と共にこの時代の
ニューヨークを舞台又は主題にした映画として見ている。
その意味で「グッバイガール」、「ワーキングガール」、「ゴースト」などを続けて見ると時代の移り変わりを感じる。最近カークダグラスがロシア系アメリカ人だと知るまでずっとこの映画からイタリア系アメリカ人だと思っていた。
今回見て、「刑事コジャック」がこの作品をベースに作られている事を再認識した。
エレノアパーカーが本当にきれい。